宅建士ってどんな資格?
宅地建物取引士とは?
正式名称「宅地建物取引士」
宅地建物取引業法で定められた人気の国家資格です。
以前は「宅地建物取引主任者」という名称でしたが、平成27年改正で
「宅地建物取引士」となりました。
宅地建物取引業とは?
- 「宅地」や「建物」を自ら売買・交換をする
- 「宅地」や「建物」を代理して売買・交換・貸借する
- 「宅地」や「建物」を媒介して売買・交換・貸借する
これらを業として行うものをいいます。
宅建士の独占業務
宅建業者が行う土地や建物の売買や賃貸物件のあっせんなどを行う際の
- 「重要事項説明」
- 「重要事項説明の記名・押印」
- 「契約書への記名・押印」
必ず宅建士が行わなければならない、独占業務となっています。
ワンポイント
宅建士試験の概要
- 国籍や年齢、学歴問わず受験できる
- 受験者数は、毎年約18万人〜20万人
- 合格率は、ここ数年約15%~17%台
相対評価の試験です。
毎年点数が変わり、難しい問題が出題された年は合格基準点が低く、易しい問題が出題された年は基準点が高くなる傾向にある。
宅建士では、個人差はありますが勉強時間が約200〜400時間程度必要とされています。
試験科目
(4肢択一のマークシート式 ・50問)
- 「権利関係」(民法、借地借家法、不動産登記法、区分所有法)14問
- 「宅地建物取引業法」 20問
- 「法令上の制限」(都市計画法、建築基準法、国土利用計画法、土地区画整理法、農地法、宅地造成等規制法)など 8問
- 「税・その他」8問
足切りなどがないため、配点が多い科目を重視しながら学習をすることが
合格への近道です。
宅建士試験・合格後について
宅建士試験に合格したら、受験地で都道府県知事に登録を申請し、宅地建物取引士証の交付を受けます。
登録するには、2年以上の実務経験が必要。
実務経験がない場合には、講習(登録実務講習)を受けなければなりません。
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