「令和2年度 宅建試験(10月実施)」合格発表!
2020年宅建試験の合格点は38点
一般財団法人 不動産適正取引推進機構のHPにて
「令和2年度 宅建試験(10月実施)」合格発表が掲載されました。
https://www.retio.or.jp/exam/pass/todoufukensentaku.html
今年の合格点は、なんと38点!
過去10年間の合格点を見ると、2018年の37点を超え、
最高得点となっています。
宅建試験・10年間の受験者データ
受験年度 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
合格点 |
2010年 |
186,542人 |
28,311人 |
15.2% |
36点 |
2011年 |
188,572人 |
30,391人 |
16.1% |
36点 |
2012年 |
191,169人 |
32,000人 |
16.7% |
33点 |
2013年 |
186,304人 |
28,470人 |
15.3% |
33点 |
2014年 |
192,029人 |
33,670人 |
17.5% |
32点 |
2015年 |
194,926人 |
30,028人 |
15.4% |
31点 |
2016年 |
198,463人 |
30,589人 |
15.4% |
35点 |
2017年 |
209,354人 |
32,644人 |
15.6% |
35点 |
2018年 |
213,993人 |
33,360人 |
15.6% |
37点 |
2019年 |
220,797人 |
37,481人 |
17.0% |
35点 |
2020年 |
168,989人 |
29,728人 |
17.6% |
38点 |
宅建試験の評価について
「相対評価」とは、上位何%のものが合格するという形式で、合格点が毎年異なるという特徴があります。
したがって、いくら高得点を取っても上位何%に入らなければ不合格と
なってしまうのです。
何点取るというよりも、上位何位に入るかが重要です。
一方「絶対評価」の試験は、○○点以上で合格とされ、その点数以上取れば、必ず合格となります。
よって、その年の難易度が合格率に左右するということです。
2020年宅建試験は、異例づくしだった?
権利関係で苦戦された方も多いのではないでしょうか?
特に債権法では、新設された条文が多数あり、勉強に費やす時間も
増加したと思います。
実際の試験では、錯誤、保証、賃貸借などが出題されていましたね。
一方、宅建業法では、オーソドックスな問題も多くあったため、
得点しやすかったのではと思います。
12月にも11都府県で宅建試験が行われます。
12月に受ける方は、法改正に注意しながら市販の模試や要点整理などを活用し、
悔いのない結果を出していただきたいです。